想像力豊かなファンタジーの世界に誘う絵本「もりのなか」「よるくま」「ふしぎなおとなりさん」

想像力たくましく育ってほしいと思ったら、こどもが不思議な世界に迷い込むような素敵な絵本はどうでしょうか?

紹介する絵本はどれも、小さい子が主人公です。また、どの絵本も素敵な絵で日常から非日常の世界にいざなってくれます。

もりのなか

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マリー・ホール・エッツ

訳 まさき るりこ

ぼくは、かみの ぼうしを かぶり、あたらしい らっぱを もって、もりへ、さんぽに でかけました

もりのなか

そうやって森の中を散歩していくと、ライオンやカンガルーの一家など次々と森の動物たちがついてきて列を作って散歩についてきてくれます。

それぞれの動物たちが特徴的に描かれていて親しみがもてます。

韻を踏んだ文章が歌詞のように自然と子どもの心に染み渡ります。

あいらしい帽子をかぶった子の夢の世界が覚める時の大人の対応が、またやさしい気分にしてくれます。そんな素敵な絵本です。

よるくま

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酒井 駒子

ママあのね・・・

「まあ まだ おきてたの」

あのね きのうよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。

よるくま

幸せな眠りの時間にこどもが母親に語りはじめるところから「よるくま」との夜の冒険物語がはじまります。

泣いているよるくまと手をつないであげて、よるくまのおかあさんを探しながら夜の町やよるくまの家を冒険する男の子の絵がとてもかわいいです。

子どもにとって夜にであるくのは非日常。その雰囲気を素敵に表現する絵は、よるくまの家にいったり次第に日常を離れていき・・・よるくまとお母さんの再会の絵はファンタジーにあふれています。

おかあさんと子どもが会話しながら創作していったかのような文章もとても印象的です。

ふしぎなおとなりさん

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もりか

淡いパステルカラーを多用した優しい雰囲気の中に、黒のワンポイントを使っているのがとても印象的な素敵な絵本です。

主人公のおんなのこ ちまちゃんの家には6つ子のあかちゃんがいたり、ぬいぐるみたちが一緒に遊んでいたりすこし日常を離れた楽しそうな世界が広がっています。

そんなちまちゃんのお隣にひっこしてきた人は・・・という物語展開です。

現実っぽいけどちょっとふしぎで素敵な世界観と不思議なお隣さん。

特徴的な絵に引き込まれるような絵本です。